男女共同参画センター職員

2004年
文理学部英米文学科卒業

 

 

みなさん、こんにちは。
現在私は、地域から男女共同参画を進める団体で主に女性の起業支援事業を担当しています。プライベートでは、私が小学生の時に、私の母が夫婦別姓をめざして最終的に両親が離婚した経験から、自身も名字を変えたくないとの思いで事実婚をしており、選択的夫婦別姓を実現するための活動に力を入れています。

 

東京女子大学(以下 東女)のことは、恥ずかしながら大学受験時に初めて知りました。めざしていた国立大学がすべて不合格となり、本当に後がない状態で藁をもすがる思いで東女を受験したのを覚えています。

在学中は、2年次からそれまでの日本文学科から英米文学科に転学科したため、1年分の遅れを取り戻すのに必死でした。そのような中でも私を温かく受け入れてくれた友人や、私が転学科をする後押しをしてくれた今は亡き木村建夫先生に心からお礼を伝えたいです。

 

正直在学中はあまり東女のことを好きになれなかったのですが、卒業して女子大だからこそ自分の体を知るための基礎体温を学べたことや、授業そのものというよりそのあり方で女性が自立して生きることを教えてくれたことにとても感謝しています。

社会に出て何かしら挑戦していく場で、現役で活躍し続けている東女生に出会うことが多く、このネットワークこそが東女や東女生の財産だと思っています。

これまで東女のキャリア・イングリッシュ・アイランドプログラムや、エンパワーメント・センターで講演の機会をいただき、卒業生同士がつながり、卒業生がさらに自己成長する機会を与えていただいていることも「東女の卒業生でよかった」、と思えることです。

 

この度、東女が創立100周年を迎えられたことを卒業生としてとても誇りに思います。本当におめでとうございます。東女が次の100年に向けて、他の大学に埋もれることなく東女の良さを保ちながら、新しい視点を持って日本をリードするような女性をたくさん輩出されていくことを期待するとともに、卒業生として東女に見守られながらさらに前進していきたいと思っております。