ボヌール・ブッソール株式会社代表取締役

2003年 
現代文化学部地域文化学科卒業

 

 

この度は101ストーリーの企画にお声掛けいただき大変光栄に思っております。

東京女子大学で過ごした4年間は私にとり青春であり、社会に出る前に無邪気に過ごせた眩しいものだったとあらためて思い返しています。

 

弊社ロゴ(羅針盤をモチーフにしています)

小さい頃より世界の住居や食事風景、民族衣装に興味があったため地域文化学科に入学し、現在はインテリア業界にてヨーロッパからの商材などを身近に感じられる環境におります。本年1月にはボヌール・ブッソール株式会社という企業を設立しました。“ブッソール”はフランス語で“羅針盤、コンパス”という意味があります。弊社はインテリア業界のハブとなること、「雑誌やホームページで素敵な家具を見つけたのに買い方がわからない」といったお客さまのお困り事をなくしていくことを目指しています。

 

私生活では4歳の娘、1歳の息子を育てています。
2日半掛かった末、ようやく生まれた娘の育児は緊張の連続でした。娘の顔に耳を近づけて「息をしてるかな?」とドキドキしながら育てていました。反対に息子の際は分娩の5日前まで打ち合わせをし、翌月にはセミナーで教えていました。周りの方から「どうやって両立をしているの?」とお声掛けをいただくこともありますが、私にとって仕事と育児をすることがごく自然で当たり前のことです。そのため両立という意識がなく日常生活に過ぎません。とはいえ、妊娠初期のつわり、突発的な子供の体調不良など想定外のことが起きるときは「もうダメかも…」と夫と弱気になることもあります。ですがしばらく経つと保育園に迎えにいった際や眠りにつくときに「ママ…」と言ってくれる子供たちがいるから頑張れます。

ワークショップ風景

東京女子大学とのおつきあいは在学中だけでなく、今この年齢になっても同窓生の方々に大変お世話になっています。仕事上「はじめまして」の方も東京女子大学出身とわかるだけで一気に距離が縮まります。インテリア業界の先輩にも目を掛けていただき、今回の起業に際し大変お世話になった税理士の先輩、子供の保育園のママ友も東女生です。

 

卒業後を振り返ると新卒で入社した鉄道会社は2年で退職し、第二新卒で入った会社も20代で辞めるなど決して順調ではなかった社会人人生です。また、在学中は30歳になる自分なんて!と想像ができませんでした。でも現実では32歳で結婚し、34歳、37歳で出産をし、38歳で会社を立ち上げました。30代、楽しいですよ。そして40代以降がますます素敵なものになればいいなと思っています。

在校生の方も、社会人の方も何かありましたら弊社のHPよりお気軽にご連絡いただければ幸いです。