NPO法人ハナラボ 代表理事
現代文化学部言語文化学科卒
女子学生のリーダーシップと創造力を育み、未来の社会変革の担い手を輩出する! こんなミッションを掲げて、NPO法人ハナラボを経営しています。
ハナラボでは、学生記者を育成してメディアを運営したり、デザイン思考を用いて社会課題の解決に取り組むプロジェクトを実施したりと、女子学生が挑戦できる場を提供しています。
活動に参加した学生たちは、自分や周囲が考えている以上に成長します。元々持っている力は大きいけれど、その多くがまだ使われていないということなんですよね。誰でも無限の可能性を持ち、成長できると信じて、日々学生たちと向き合っています。
「今の自分に不満はあるけど、何をしていいかわからない・・・。でも、何かに挑戦したい」という学生さんは多いのではないでしょうか。
私もまさにそんな学生でした。その当時から、女性が社会で力を発揮すること、個を伸ばす教育、何かを表現することに興味はありました。
でも、それがどんな仕事に結びつくのかわからず、「手に職をつけて早く自立したい」そんな軽い気持ちで、IT企業に入社しました。それから紆余曲折を経て、起業するに至りました。
学生時代は授業よりもアルバイトに精を出し、単位を落としたこともあります。そんなとき助けてくれたのは、とても優秀で優しい友人たちでした。
ところが、友人たちが出産を機に退職。本当にもったいないと思いました。同時に、東京女子大学の在校生と対話する機会があり、職業選択で自分の可能性を狭めている学生が少なくないことを知りました。
これからは女性だけが仕事を諦めることなく、男女ともに活躍できる社会を創っていきたい、そう思ったことが今の事業の原点です。東京女子大学での学びや経験が、今の私を形成しているんですね。
自信のなかった学生時代の自分に伝えるとすれば、「行動しなければ、自信は生まれない」ということ。
失敗して自信をなくすこともあるけれど、それを乗り越えて次のステージに行くことで新たな自信が生まれます。
もし、私と同じような学生さんがいたら、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してください。一緒に未来を創る仲間が東京女子大学から羽ばたいていくことを楽しみに待っています。