日本電気株式会社(NEC) 
公共・社会システム営業本部主任

 

2007年 現代文化学部
      コミュニケーション学科卒業 

 

①今現在取り組んでいること

 NECの営業として、東京オリンピック・パラリンピック大会の会場ネットワークの整備に取り組んでいます。世界規模のイベントに直接関わることのできる喜び、責任の重さを実感する日々。業務特性上、言えないことも多いものの、ひとつひとつの出来事を目に焼き付け、心に刻もうとしています。

 

②入学のきっかけ、大学時代の思い出

 高校時代から、社会心理学とメディア分析に興味を抱きつつ、他の知識も深めたいと考えていました。少人数のリベラルアーツ教育に力を入れている東京女子大学は、まさに理想の学び舎でした。

 サークル活動としては、VERA祭実行委員会に所属し、3年次には第52代委員長を務めました。大学の伝統と歴史的建造物を守りながら、いかに大学祭を盛り上げるか。交渉と試行錯誤の繰り返しでしたが、その過程で得た経験、仲間は、色褪せない宝物です。
 ゼミでは報道分析を専攻。加えて、教職課程も履修し、高校一種教員免許(情報)を取得することも叶いました。親身にサポートしてくださった先生方、一緒に奮闘した友人たちは、今でも励みになる存在です。

 

③卒業後の歩み

 新卒でNECに入社して以来、一貫して法人のお客様の営業を務めています。新卒採用のリクルーターとして、大学にお邪魔する機会も増えてきました。そのご縁も手伝って、卒業生として雑誌、大学案内(2019)にも掲載いただき、とても嬉しく思っています。

 

④大学時代に学んだことが今にどう活かされているか

 大学時代に培った情報を多面的・多角的に捉えるアプローチは、仕事を支える根本となっています。また、プロジェクト進行上、課題・問題の発生は日常茶飯事、自分ひとりではどうにもならないことがほとんどです。自ら課題を設定し、周りを巻き込んで解決していく姿勢は、大変役立っています。

 

⑤東京女子大学次の100年へのメッセージ

 現在、在学生の方と接する機会をいただき、皆さんとても真面目で感心する一方、自らを過小評価しすぎでは?と心配になることもちらほら。東京女子大学は皆さんの期待、想いに応えられる環境が整っています。大学を存分に活用し、何でも臆せず挑戦し、仲間をたくさんつくってください。
 最後になりましたが、100周年おめでとうございます!OGの方が活躍されている姿を拝見するたびに、私も恥じないように歩まなければ…と身が引き締まります。これからの100年も、その先も、大学の発展を心から楽しみにしております。